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⑥格納庫は宝の山

2024年1月28日 投稿第1回

ここのコーナーはシリーズとなっていきます。今だ佐藤博史資料の整理が終わっていませんので多くの写真が貼れませんが、初回は独逸滑空機で超有名な「コンドル3」がワッサクッペの格納庫で翼を収める写真が数枚でてきましたので、1枚だけを公開します。

コンドルには2型と3型があります。写真は3型です。この3型はHeine・Dittmarハイニー・デイットマールのデザイン。兄弟で滑空機の研究やテスト滑空士はたまたエンジン機のテスト飛行をこなしていた。彼の詳細な案内は別の項「著名な滑空士」で書いておく。

機体には「D-11-161」

2月23日更新  上記写真2枚説明 同じく佐藤博撮影のワッサクッペ格納庫の写真である。Habichtを紹介します。ハビヒトはドイツが誇る滑空機デザイナー・ハンス・ゼイコブスのデザインです。開発企画の糸口はわからないが、1936年ベルリンオリンピックの開会式で4機編隊滑空の妙技を見せている。設計はハンスが手掛け、全体監修(主に強度計算)はDFS独逸滑空研究所が担っている。つまり最初から軍部の監視下で開発されている。正式な公称はDFS・Habicht(DFSハビヒト)である。おおくの改良型を生んでおり、最終は極端に主翼を切り詰めてメッサーシュミットMe163の練習機として採用されている。機体強度が充分にあり無制限曲技滑空は問題なくこなすのであるが、実際は実戦投入型滑空機の要素が大きく見えている。

実はこのハビヒトの3面図が九州大学に保管されており、それを基本として九州帝国大学時代に多くの改良図面が描かれている。。今回、後日その近辺の捜査が終わって再度ここで情報公開しておきたい。河辺記。